軟化点とは?
軟化点とは?
軟化点とは、プラスチックを加熱することで、熱により軟らかくなり垂れてくる状態の温度のことを言います。
![軟化点](/dcms_media/image/softening.jpg)
軟化点はプラスチックの種類によって異なってきます。また、軟化点以上にさらに温度を上げていきますと、垂れた状態からさらに変形が始まり、溶けて液状になります。その溶けた時の温度を融点と言います。
軟化点と融点は、脆化温度(低温特性)と並んでプラスチックの性能をあらわす重要な指標です。軟化点と融点が高い合成樹脂から成形されたプラスチックは耐熱性に優れており、高温の環境で使用できることになります。一方、高温時の特性に優れた合成樹脂をフィルムや射出成形品のようなプラスチックに加工する場合には、より高い温度が必要になり、その場合冷蔵・冷凍貯蔵のような低温下で必要とされる強度に適合することには必ずしもなりませんので、それぞれの用途に適合した合成樹脂の選択が求められます。
日常生活で頻繁に使用される合成樹脂の軟化点と融点は次のとおりです。
![用語集](/dcms_media/image/word_list.png)
用語集
ポリ袋・ゴミ袋業界に関する用語に加え、化学品・合成樹脂業界に関する用語を幅広くまとめています。