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脆化温度とは?

脆化温度とは?

脆化温度とは、低温特性や低温脆性、耐寒性とも言われるものでプラスチックの低温時の挙動を表す指標のことで、プラスチック製品を冷却した時や0℃以下の低温時に置いた場合に脆くなり壊れやすくなる温度のことです。

また物理的衝撃に対する強度が低下して破壊されやすくなる温度のことも指します。

脆化温度は食品包装の領域で特に必要となる特性であり、チルドビーフ、ハム・ソーセージ、冷凍食品あるいは生鮮食品を業務用ラップフィルムで包装する際に求められる特性です。ポリエチレン(PE)はポリプロピレン(PP)やポリスチレン(PS)またポリ塩化ビニル(PVC)に比べて脆化温度が優れていますが、上記のような用途ではポリエチレンよりさらに低温特性が優れているエチレン酢酸ビニル(EVA)が低温時の柔軟性や破袋強度、低温で高速シールができる点で広く使われています。

主な合成樹脂の脆化温度としては、ポリスチレンは常温で脆化、ポリエチレンは-100℃、ポリプロピレンは0℃、エチレン酢酸ビニルが-150℃、ポリ塩化ビニルが-20℃付近となります。

主な合成樹脂の脆化温度
主な合成樹脂の脆化温度
 
用語集

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ポリ袋・ゴミ袋業界に関する用語に加え、化学品・合成樹脂業界に関する用語を幅広くまとめています。

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