【1分でわかりやすく!】サーキュラーエコノミーとは?
サステナビリティやSDGsの採択により世の中の環境問題への関心がいっそう高まるなか「サーキュラーエコノミー」という言葉もよく耳にするようになりました。サーキュラーエコノミー(=循環型経済)とはどういったもので、企業・個人それぞれどんな活動が必要とされているのかを簡単にまとめました。
より専門的な解説をお探しの方は用語集の「サーキュラーエコノミーとは? 」をご覧ください!
サーキュラーエコノミーってなに?
サーキュラーエコノミーとは、日本語に訳すと循環型経済となり、資源を廃棄しないことを前提に製品を生産し循環させる経済システムのことです。廃棄物を減らす取り組みの3R(リデュース・リユース・リサイクル)に似た考え方ですが、サーキュラーエコノミーでは「廃棄をゼロにする前提で製品を生産する」という部分がより徹底されています。
「商品は消費したらゴミとして処分するもの」という常識を経済全体で変えることで、限りある資源を大切に使う・焼却による二酸化炭素の発生を抑える・ゴミの投棄による自然破壊を防ぐといった効果が期待されています。
サーキュラーエコノミー(循環型経済)を目指すためには?
サーキュラーエコノミーを目指すために、各企業で様々な施策がとられています。たとえば、食品メーカーには調味料の容器などを回収し洗浄して再利用するしくみを採用している企業が多くあります。また、衣料品メーカーでは、回収した衣料を衣料支援として寄付したり、新たな衣料品・燃料へリサイクルしたりと100%循環させる試みを行っている企業もあります。
カーシェアやシェアサイクリング、ホームシェアなどのシェアリングエコノミーもそのひとつです。資源を複数の人と共有することで商品の過剰な生産や廃棄を減らす新たな様式ができつつあります。
廃棄をゼロに近づけるまでには長い道のりになるかもしれませんが、たとえば、レジ袋をゴミとして捨てる前に「きれいにたたんで、次のお買い物にも使えないか?」と考えるだけでも意識を変える一歩になります。
別記事ではレジ袋を再利用する際の折りたたみ方もご紹介しています。ぜひあわせてご覧ください。