【1分でわかりやすく!】ポリエチレンとは?
ポリ袋やゴミ袋の原料としてよく目にする「ポリエチレン」とは、どんな物質なのでしょうか?こちらではポリエチレンとはなにかを1分でわかりやすく解説していきます。より専門的な解説をお探しの方は用語集の「ポリエチレン樹脂とは?」をご覧ください!
ポリエチレンとはプラスチックのひとつ!
ポリエチレンとは、プラスチックのひとつである「ポリエチレン樹脂」のことを指します。色は透明で、製品として加工される前は扱いやすい粒状の形をしています。名称に「樹脂」とありますが天然の成分ではなく、ナフサと呼ばれる石油製品を分解してできた合成原料です。ポリエチレンは「PE」と略されることが多く、化学式では(C2H4)nと表されます。
どんな製品に利用されているの?
ポリエチレンはスーパーやコンビニなどで使われるレジ袋や、食材を冷蔵・冷凍するときなどに使う食品保存袋、ゴミ袋、災害時などに活用されるポリタンク、ポンポンづくりなどにも活用される結束用テープ、日用品の梱包用フィルムなど、さまざまな商品に使われています。
ポリエチレンを燃やすとどうなるの?
ポリエチレンを完全燃焼させると、水と炭酸ガス(二酸化炭素)になります。そのため、ポリエチレン製のゴミ袋やレジ袋を燃やしても、ダイオキシンなどの有害物質は発生しません。一方で、二酸化炭素(CO2)は地球温暖化の要因になるといわれているため、できるだけポリエチレンの使用量を削減したり、製品を再利用したりして、燃やす量を削減することも大切です。
サニパックでは、そんな環境問題に配慮し、炭酸カルシウムを一部原料に使用することで、プラスチック使用量を抑え、ゴミ袋製造時、燃焼時におけるCO2排出量を削減できるゴミ袋「nocoo」を製造しています。