日本サニパック株式会社
食品用のポリ袋を使ったポリ袋クッキング(パッククッキング)は、さまざまな状況で役立つ調理法です。この記事では、ポリ袋クッキングのメリットや注意点、便利な活用術などをご紹介します。
ポリ袋クッキングとは、食品用のポリ袋に食材や調味料を入れて混ぜたり、湯せんをしたりして調理する方法です。湯せんをする場合は、耐熱用のポリ袋を使用します。栄養素を逃さず、簡単に美味しい料理を作れるほか、災害時にも役立つため、「パッククッキング」という名称で農林水産省からも推奨されています。
湯せん調理をする場合、食材を直接お湯に入れず袋の中で加熱するため、熱に弱い水溶性ビタミンなどの栄養素が鍋に流れていかず、より多くの栄養素を摂取できます。
ポリ袋クッキングは、袋の空気を抜いて火を入れます。密閉状態で加熱すると、食材の旨味や香りが逃げにくく、豊かな味に仕上がります。特にお肉や魚を使った調理のときにおすすめです。
小さなポリ袋の中で味付けをするため、最小限の調味料でも均一に味つけができます。油を使わず加熱できるため、脂質を気にされている方にもおすすめです。
一つの鍋で異なる料理を同時に湯せんして料理を作ることができるため、時間と光熱費の節約につながります。たとえば、主菜と副菜を一度に加熱し、その間にサラダなど別の付け合せを準備することもできます。
お皿やフライパンなどを使わないため洗い物が減り、後片付けが楽になります。ポリ袋を使い捨てできるので衛生的に調理できるのも魅力です。
ポリ袋クッキングは、ガスコンロと鍋、湯せん用の水、少量の飲料水があれば調理できるため、災害時にも役立ちます。炊飯器がなくてもご飯やパンが作れるほか、乾パンなどの保存食のアレンジも可能です。使ったポリ袋はそのまま捨てられるため断水などで洗い物がしにくい状況でも作れます。
ポリ袋クッキングをする際にはいくつかの注意点があります。注意点を守って安全かつ快適に利用しましょう。
衛生上の観点から ポリ袋は食品用のものを使用しましょう。また、湯せんをする場合は、耐熱温度110℃以上かつ高密度ポリエチレン製(HDPE)の食品用ポリ袋を選ぶことが注意点です。
ポリ袋が鍋底や鍋肌に触れると溶けてしまう恐れがあるため、鍋底に耐熱皿などを敷いてから湯せんします。
湯せんをしている時にポリ袋が浮き上がって鍋肌についてしまう危険があるため、湯せんをするポリ袋はしっかり空気を抜いて密封することが重要です。
ポリ袋クッキング(パッククッキング)には、災害時にも活用できる白米の炊飯から、贈り物にぴったりの本格的なお菓子まで多くのレシピがあります。サニパックのWebサイトでは各メニューの詳しいレシピもご紹介しているので、ぜひご覧ください。
◆カルボナーラ
カルボナーラのレシピはこちら
◆ガーリックフライドチキン
ガーリックフライドチキンのレシピはこちら
◆ほうれん草のナムル
ほうれん草のナムルのレシピはこちら
◆小松菜とアサリ煮
小松菜とアサリ煮のレシピはこちら
◆アップルパイ
アップルパイのレシピはこちら
◆マドレーヌ
マドレーヌのレシピはこちら
◆ごはん(炊飯)
ごはん(炊飯)のレシピはこちら
◆水浸けパスタ
水浸けパスタのレシピはこちら
ポリ袋クッキング(パッククッキング)を活用すれば、栄養や旨味を残しながら効率的に調理ができます。洗い物が多いのが気になる方や、栄養素をなるべく逃したくない健康志向の方、災害時のために練習しておきたい方などにおすすめの調理法です。ぜひ一度挑戦してみてください!