ペレットとは?
ペレットとは?
ペレット(pellet)とは、粒状(米粒)の形をした合成樹脂 (プラスチック )のことを指します。フィルムや成形品の原料となるものです。ポリエチレン 、ポリプロピレン 、ポリスチレンなどが成形される前の形態はペレットの形をなしています。

他方、ポリ塩化ビニル (PVC)は粉状(パウダー)の形をとっています。
また ポリカーボネート、ポリアミド並びにポリアセタールのようなエンジニアリングプラスチック(エンプラ)と呼ばれる一群の合成樹脂もペレット状で、それらを成形品に加工する樹脂 加工メーカーに出荷されます。
ペレットの大きさは約3mm径が一般的です。
ペレットが石油化学プラントから樹脂加工メーカーに出荷される際、次のようなものに包装されます。
- 包装袋(クラフト紙にポリエチレンで防湿コーティングしたもの)やポリエチレン製の透明な袋(重袋)
- フレキシブルコンテナ
- オクタビン(八角形の大型段ボールで、中に大型のポリエチレン袋が入っておりそこに包装されます)
- 海上コンテナ(内部に大型のポリエチレン袋を入れてそこに包装される場合もあります)
などです。
包装されるペレットの重量については、1.の包装袋・重袋が25kg前後、2.のフレキシブルコンテナが700kg~1t、3.のオクタビンが800kg前後、4.の海上コンテナが15t~40tとなっています。
また、電線・ケーブルの絶縁・被覆用に使用されるポリエチレンについてはホッパーカーと呼ばれる専用のコンテナ型トラックにてペレットが運ばれます。日本での使用頻度はあまり高くありません。

用語集
ポリ袋・ゴミ袋業界に関する用語に加え、化学品・合成樹脂業界に関する用語を幅広くまとめています。