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ポリ塩化ビニルとは?

ポリ塩化ビニルとは?

ポリ塩化ビニル(PVC、polyvinyl chloride)とは、塩ビ、ビニール、塩化ビニールとも呼ばれるもので、単量体(モノマー)である塩化ビニル(クロロエチレン)を重合して製造されます。塩化ビニルモノマーはエチレンと塩素と空気から製造されます。

ポリ塩化ビニル
ポリ塩化ビニル例
 

ポリ塩化ビニル(PVC)は非常に硬いポリマーですが、可塑剤といわれる添加剤を加えると柔らかい性質に変えることができます。この可塑剤の添加量によってポリ塩化ビニル(PVC)の硬さを自由に調整できます。例えば、水道管に使うポリ塩化ビニル(PVC)は可塑剤をほとんど含みませんが、フィルムやレザー(ゴルフのキャディバッグやボストンバッグの生地)では多く含んでいます。可塑剤は柔軟にして形を変える機能をもつ添加剤です。

ポリ塩化ビニル(PVC)の特性は耐化学薬品性に優れ、透明であることです。電気絶縁性はポリエチレンよりは劣りますが良好です。 また、耐摩耗性が良く、この特性を活かしキャディバッグやボストンバッグの生地に使用されています。

ポリ塩化ビニル(PVC)製のフィルムやシート同士をシールするにはヒートシールではなく高周波ウエルダーで行います。ポリ塩化ビニル(PVC)の加工は120~150℃で行われますが、170℃以上になると分解して塩素を放出します。

硬質PVCは、上下水道パイプ、化学工場の配管、波板、電話機などに使用されます。またヨーロッパでは窓のサッシにも多く使用されています。

軟質PVCは、農業用ハウス、フレコンバッグ、テントに使用されているほか、チューブやガスケット(シーリング材)にも使用されます。

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ポリ袋・ゴミ袋業界に関する用語に加え、化学品・合成樹脂業界に関する用語を幅広くまとめています。

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