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高周波シールとは?

高周波シールとは?

高周波シールとは、プラスチックから造られるフィルムやシートなどの電気的絶縁体に電波の一種である高周波を与えることによってフィルムやシートの内部で分子レベルでの衝突・振動・摩擦が起こり、フィルムやシートが相互に溶着(シール)される方式のことです。

シールには、ヒートシール(熱溶着)、高周波シール(溶着)、超音波シール(溶着)の3つの方法があります。

高周波シールを行うには高周波ウエルダー(溶着機)と呼ばれる装置が必要です。高周波シールが多く用いられるのはポリ塩化ビニル(PVC)製フィルムやシートです。農業用ハウスにはポリ塩化ビニル樹脂やエチレン酢酸ビニル(EVA)、直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)が用いられますが、このうちポリ塩化ビニル製フィルムをそれぞれの農業用ハウスのサイズに応じて広幅に加工する際にフィルム同士を高周波溶着させます。

高周波シールは直鎖状低密度ポリエチレンやポリプロピレンポリスチレンには適性がありません。低密度ポリエチレン(LDPE)と同じプラントで製造されるエチレン酢酸ビニル樹脂で酢酸ビニル含有量が18%以上(残りの82%はエチレン)の銘柄であれば高周波シールができます。

この他に、フレキシブルコンテナ(粉状の荷物を保管・運搬する袋状の包材、フレコン)の製造などに高周波シールされたエチレン酢酸ビニルが使用されています。

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ポリ袋・ゴミ袋業界に関する用語に加え、化学品・合成樹脂業界に関する用語を幅広くまとめています。

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