ごみとゴミの違いってなに?
ひらがな表記の「ごみ」とカタカナ表記の「ゴミ」には意味の違いはあるのでしょうか。
「ごみ」と「ゴミ」の違い
ひらがなの「ごみ」とカタカナの「ゴミ」はどちらも同じ「廃棄物」の意味として使われています。それぞれに明確な違いはありませんが、使用するシーンによって使い分けされることがあります。
なお、漢字では「塵」、「芥」などと表記されます。
「ごみ」と使う例
「ごみ」と使うシーンとして、例えば千葉県市川市、愛知県豊橋市、兵庫県神戸市などの指定ごみ袋では、「ごみ」と表記されており、他の各自治体のWEBサイトや案内でも「ごみ」と表記することが多いです。
これは1970年の「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」(昭和45年12月25日法律第137号)内の第二条に、
第二条 この法律において「廃棄物」とは、ごみ、粗大ごみ、燃え殻、汚泥、ふん尿、廃油、廃酸、廃アルカリ、動物の死体その他の汚物又は不要物であつて、固形状又は液状のもの(放射性物質及びこれによつて汚染された物を除く。)をいう。
と記載があり、ここから各自治体や行政機関では「ごみ」と表記することが多いと考えられます。
また、「ごみ」は「塵」、「芥」として、外来語の意味を持つカタカナ表記の「ゴミ」よりも古くから使われている日本語であるため、「ごみ」と使われることが多いです。
「ゴミ」と使う例
カタカナ表記の「ゴミ」は、「ごみ」に対して、より表現を目立たせるために新聞社などのメディアや各メーカーの商品名などに使われることがあります。
当社が1970年代に発売した業務用紙ゴミ袋にも、すでに「ゴミ」の表記が確認できます。
「ごみ」と「ゴミ」
前述の通り「ごみ」、「ゴミ」には「廃棄物」という意味があり、汚いもののイメージがあります。しかしながら、時代とともに「資源ごみ」のように、単に廃棄するだけでなく「リサイクル」できるものも増えてきています。環境を意識して、今後もリサイクル品を増やし、廃棄するごみを減らしていきましょう。