ゴミ袋でできる!簡易トイレの作り方
ある日、台風による大雨によって、突然、停電と断水が起きてしまいました。避難所へ向かうにも暴風雨で外に出れません。台風が治まるまで自宅で避難生活を余儀なくされました。幸い防災用品を備えていたので、LEDライトで明かりを確保し、ペットボトルの水と、火を使わない食料で食事をしました。
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早く電気と水道が復旧してほしいです。
数時間後、暗がりの中トイレに行き、そこで気が付きました。
……断水でトイレの水が流せない。
こんなときどうしたらいいの?
台風や大雨、地震などの災害などで、停電や断水が起きた際、トイレの問題があります。
防災用品に簡易トイレキットを準備しておくとより安心ですが、もし簡易トイレキットがない場合、あるいは簡易トイレキットを使い切ってしまった場合、ご自宅にある「ゴミ袋」で簡易トイレを作ることができます。
ここではゴミ袋で作る簡易トイレの作り方をご紹介します。
簡易トイレに必要なもの
1回分
- ゴミ袋 2枚(45L、なければ30Lでも可)
- 新聞紙 数枚(なければ雑誌などの紙類の他、猫砂やおむつでも可)
黒いゴミ袋であれば、中身が見えないので捨てる時に抵抗が少ないですが、黒いゴミ袋がない場合は、普段お使いのゴミ袋でも構いません。
また簡易トイレにはニオイの問題があります。通常の水洗トイレでは水の力で排泄物のニオイが上がってこないようになっていますが、簡易トイレでは水を使わないためニオイが発生してしまいます。
さらに、排泄物は災害が落ち着くまで、自宅で保管する必要があるため、ニオイの発生を極力抑えることができるゴミ袋があると災害時にはより効果的です。
サニパックでは消臭ポリ袋「niowaina(ニオワイナ)」という消臭ゴミ袋があります。今回はこのニオワイナを利用して簡易トイレの作り方をご紹介します。
もっと詳しくニオワイナの効果が知りたい方は特集ページへ
簡易トイレの作り方
便器にゴミ袋を被せる
トイレの蓋と便座をあげ、便器にゴミ袋1枚を広げて被せます。これは水濡れを防止するための対策です。
便座にゴミ袋を被せる
便座を降ろし、もう1枚のゴミ袋をすっぽりと覆うように被せます。これは用を足すためのゴミ袋となります。
新聞紙を入れる
新聞紙をちぎって適度に入れれば簡易トレイの完成です。新聞紙をいれることで水分を吸ったり、中身を見えにくくする目隠し効果があります。
捨てる
用を足したら、便座に被せたゴミ袋だけを外し、口を結んで捨てます。廃棄方法は、各自治体により異なります。特に災害時でゴミ収集が機能していない場合などは、別途自治体からアナウンスがあるまで自宅で保管しておきます。
便座に新しくゴミ袋を被せ、新聞紙を入れたらまた利用できます。
このように自宅にあるゴミ袋で簡単に簡易トイレを作ることができます。
台風、大雨、地震、停電、断水、火事、落雷……いつ起こるか分からない災害に備え、自宅で出来る簡易トイレの作り方を知っておくと安心ですね。
動画で見る簡易トイレの作り方
消臭ポリ袋「ニオワイナ」を使った簡易トイレの作り方を動画でも公開していますので、合わせてご確認ください。