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【池袋防災館体験レポート〈前編〉】楽しみながら防災意識を育む

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池袋防災館の消火体験

サニパックのWebサイトではポリ袋、ゴミ袋を使った防災に関する情報を発信してきました。地震が頻発する昨今、「災害について知る機会」がさらに必要だと考え、サニパック編集部は地震や火災などの発生を疑似体験できる池袋防災館に伺うことにしました。災害についての漠然とした不安を少しでも解消できるよう、ほかの防災記事とあわせて、ぜひご覧ください!

防災館とは?

防災館外観

防災館(都民防災教育センター)とは、地震の揺れの体験、火災が起きた際の初期消火や火災の煙からの避難要領、応急救護などを体験しながら学べる施設です。池袋・立川・本所の3箇所があります。

アクセスがよく新人研修や外国の方に向けたツアーも開催されている池袋防災館、親子で楽しみながら学べる自由見学コーナーが充実している立川防災館、オリジナルの都市型水害・暴風雨体験ができる本所防災館と、それぞれ違った特色があります。

Webサイトには予習復習ができる動画やマンガもあり、家に帰ってからも学んだことを忘れない工夫がされています。

体感することで関心が高まる 「池袋防災館」体験レポート

防災館では時間予約制で30分〜1時間45分程度のツアーが開催されています。今回は池袋防災館の1時間40分の基本ツアーを体験しました。

地震体験

地震体験装置

最初に訪れたのは地震体験のコーナーです。はじめに今まで起きた大きな地震の映像や「自宅での家具類の転倒・落下・移動防止対策」について解説いただきました。地震体験装置が揺れる様子を近くで見て、「これが家だったら身を守れる場所はあるだろうか?」と考えました。

地震体験開始

そのあとは実際に地震体験装置の中へ入り、揺れを体験します。今回は東日本大震災の時と同じ震度7を体験しました。

東日本大震災の揺れ

揺れを感じてすぐにテーブルの中に入り、足の上のほうを掴んで体を小さく丸めます。揺れが大きく、体が左右に振られて投げ出されそうになります。

震度7を体験

ガイドさんによるとテーブルの下に入るときは、①テーブルの足に手が挟まらないように足の上の方を持つ②膝と足の甲を床につけ、背中を丸めて頭を守るダンゴムシのポーズをすることが大切なのだそうです。

また、地震の後は頭がクラクラする地震後めまい症候群(地震酔い)が起きることがあります。こういったことも事前に知っておくことで、突然の地震に少しは冷静に対処できそうです。

消火体験

消火体験では、映像に映された火をトレーニング用の消火器で消す練習をします。

火事だと叫ぶ

火事を発見したら「火事だー!」と大きな声で周りに伝え、消火器の黄色いピンを抜いて、ホースを外し、体勢を低くして噴射口を火元に向けてから、消火器を床に置いた状態で強くレバーを握ります。

消火器のピンを抜く

ピン、ホース、レバーのたった3ステップですが、手早く確実にやろうと思っても、ホースを外すのに手間取ってしまったり、消火器を無理に持ち上げようとしてしまったり、火との距離感が分からなくなったり(火元から3m~8mほど離れる)と、実際にやってみると簡単ではありません。

火元に消火器を噴射する

また、消火器は天井に到達しないほどの小さな火しか消せず、噴射できる時間も10秒から、長いものでも1分程度なのだそうです。逃げ道を確保し、消火が無理だと判断したらすぐに避難する心づもりも大切です。

消火器には液体と粉末がある

初めて知ったのですが、消火器には液体と粉末があって、それぞれ使い方が少し異なるそうです。粉の消火器は燃え上がっているあたりをほうきで掃くように左右に振りながら噴射するのがコツで、液体の消火器はふとんや鍋といった出火元(火の下の方)の一点を狙うのが良いそうです。

また、粉末は周辺に充満してしまうので狭い部屋や密室などでは使わず、出口を確保して離れた場所から使用し、火が消えたら水をかけて再燃を防ぐのが注意点だと教えていただきました。

防災館オリジナルキャラクター

今回ご紹介した地震体験は3歳から、消火体験は小学校3年生から体験できます。親子で楽しみながら、災害時の行動を身につけていくのもよいと思います。後編では、煙体験・救急体験の様子と、池袋防災館の館長様のインタビューをご紹介します。

協力:池袋防災館

サニパックでは、ほかにもゴミ袋・ポリ袋を活用した防災に関する記事を公開しています。ぜひご覧ください。

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