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天然ライムストーンとは?

天然ライムストーンとは?

天然ライムストーンとは、自然界に存在している天然の石灰石、石灰岩のことです。炭酸カルシウム(CaCO3)を50%以上含む堆積岩のことですが、炭酸カルシウムの含有量が高いものは白色度が高くなっており、不純物が多いものは灰色、茶色または黒色になっています。

天然ライムストーン
天然ライムストーン例
 

大量の石灰岩を見ることができるのは「鍾乳洞」です。例えば日本最大の鍾乳洞が山口県の秋吉台にありますが、この鍾乳洞を形成しているのが天然ライムストーンです。

石灰岩には生物起源と化学的に沈殿したものとの2種類があります。

生物起源は有孔虫、サンズ・貝類、石器藻などの生物の殻(その主成分は炭酸カルシウム)が堆積してできたものです。生物起源の石灰岩は明らかな化石を含むものが多いのです。サンゴ礁では今も石灰岩が生成されつつあります。

化学的沈殿は水から炭酸カルシウムが化学的に沈殿されたものであって、多くの場合、化石は含まれていません。石灰分を多く含む温泉水やカルスト泉の沈殿物として生成されるものが多くあります。

天然ライムストーンの主成分である炭酸カルシウムは、セメント、鉄鋼、ゴム、プラスチック、接着剤、紙、塗料、インキなどきわめて幅広い用途で使用されており、また歯磨きにも用いられており、化粧品原料や食品添加剤としても使用が認められています。また医薬品では胃酸過多にたいして制酸剤として使われています。私たちが多少吸い込んでも肺に蓄積することはありません。血液中にある二酸化炭素によって炭酸水素カルシウムに変化して溶解するからです。

炭酸カルシウムは地球上にほとんど無尽蔵と言ってよい規模で埋蔵量があり、現在のペースで採掘を続けても1,000年はもつと言われています。プラスチックフィルムや成形品では原材料であるプラスチックよりもコストが低いため増量剤として活用されていた時期がありますが、近年、脱炭素化というニーズに対応できる材料として再注目されています。

プラスチックに炭酸カルシウムをブレンド(混練)することによってCO2排出量の削減にも貢献します。

日本サニパックでは環境にやさしいゴミ袋として、天然ライムストーンを使用した環境配慮型ゴミ袋「nocoo(ノクー)」シリーズを展開しています。

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ポリ袋・ゴミ袋業界に関する用語に加え、化学品・合成樹脂業界に関する用語を幅広くまとめています。

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