コバエはどこから発生する?キッチンのコバエを予防・撃退する3つの対策
キッチンのゴミ箱まわりでのお悩みごとのひとつがコバエ問題。コバエの主な発生時期は春~秋ですが、冬でも室内が暖かければ繁殖する可能性もあります。コバエが飛んでいて気になる!料理に入ったりしないか衛生面も心配!という時に試せる方法を3つご紹介します。
コバエはどこから発生する?
キッチンで見かけるコバエの多くはショウジョウバエもしくはノミバエという種類です。ショウジョウバエは赤い目をしていて、腐った食べ物やフルーツなどの発酵臭、アルコールの臭いを好んで集まってきます。ノミバエはショウジョウバエより小さく飛んでいない時も動きが素早いのが特徴で、肉などに卵を産み付けようとする習性があります。そのため、ゴミ箱や三角コーナー、排水口のゴミカゴ、料理の周りなどで見かけることが多いです。
これらのハエは卵から孵化するまでの時間が短く、1〜2日もすると幼虫になり、そこから1周間程度で成虫になります。増える前にできるだけ早く対応しましょう。
ちなみに、キッチン以外で見かけるコバエとして観葉植物や植木鉢などに卵を生むキノコバエ、浴槽・トイレの排水口などヌメリやヘドロのある場所に発生するチョウバエなどがいます。それぞれ発生した時の対処法が違いますが、食べ物に寄ってくるかどうかで判断するとわかりやすいです。
キッチンのコバエを予防・撃退するための方法
1.キッチンを清潔にする
コバエは何もないところから自然発生するわけではありません。窓やドアの隙間などから侵入してきます。侵入を防ぐのは難しいですが、見つけたらすぐに駆除すること、コバエに住みやすい環境を与えないことで繁殖を抑えることが期待できます。
具体的には以下の3つを意識するといいでしょう。
- シンクや三角コーナー、排水口に生ゴミを放置せず清潔にする
- 生ゴミはポリ袋に入れて臭いを閉じ込めてからフタ付きのゴミ箱に捨てる
- ゴミをこまめに捨てる
また、生ゴミの臭いをカットする消臭袋を利用するのもおすすめです。サニパックでは生ゴミの腐敗臭の原因となる硫化水素を98.7%カット※1する消臭袋「ニオワイナ」を販売しています。
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2.発生した場合は卵の駆除をし、市販薬剤を使用する
コバエが大量に発生した場合は、市販の誘引捕獲タイプのコバエ取りなどを使用するのが効果的です。また、ショウジョウバエ・ノミバエは生ゴミが近くにある三角コーナーや排水口のまわり、キッチンの壁、食料がある戸棚、キッチン下のスペースなどに卵を産み付けていることが多いです。卵の形は細長く、5m程度の黄みがかった白い色をしています。卵らしきものを見つけたら、ガムテープなどで貼り付けて取り除きポリ袋などに入れて固く縛ってから捨てるのが簡単な駆除方法です。卵を放っておくとせっかく駆除してもまた孵化してしまいさらに卵を産み付けられる……という悪循環になるので、どこかに産卵場所がないか隅々までチェックしましょう。
3.すぐできる対策として自作のめんつゆトラップを用意する方法も
家にあるもので作る方法としては「めんつゆトラップ」があります。口が広い容器に水とめんつゆを1:1で入れ、台所用洗剤を2、3滴垂らしたら完成です。ショウジョウバエが好むめんつゆの匂いで容器に誘い入れ、着水したところで台所用洗剤がコバエを捕らえます。本来コバエは水分を弾く性質を持っていますが、台所用洗剤に含まれる界面活性剤の効果でコバエの油分が失われて水が侵入し、呼吸ができなくなります。
今回はペットボトルの底部分を切り取って使いました。洗剤を垂らしすぎると匂いが変わり効果が薄れるので数滴にするのがポイントです。また、めんつゆの匂いに誘われやすいのはショウジョウバエの方で、ノミバエには効きにくいとされています。効果が現れない場合は、ノミバエが好きなお酢とめんつゆを1:1で混ぜると効果が出やすくなるかもしれません。
コバエの発生に気づいたらすぐに対処するのが肝要です!快適に過ごせるよう清潔にキッチンを保ちましょう。