ゴミ袋・レジ袋についている「光電管マーク」ってなに?役割や仕組みを解説

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ゴミ袋やレジ袋などのポリ袋のパッケージや本体についている帯状のマークを見たことがありますか?これは「光電管マーク」と言って、工場でポリ袋をつくる際に重要なものです。この記事では「光電管マーク」の役割や仕組みを解説します。

光電管マークとは?

光電管マークとは、ポリ袋のパッケージや、ゴミ袋・レジ袋本体の隅に印刷されている長方形のマークのことです。位置決めマーカーや位置決め用マークと呼ばれることもあります。光電管マークは、ポリ袋に施されたデザインや文字などのプリントを正しい位置に揃えて、品質を保つ役割をしています。

光電管マークの仕組み

光電管マークは接着や裁断など、加工を施す部分に対して長辺が水平になるように配置します。このマークの直線部分を光電センサー(フォトセンサー)が読み取ることで正しい位置で接着や裁断ができます。

なお、「光電管」という言葉は、昔の技術を指す表現であり、現在のセンサー技術ではあまり使われておらず、光電センサー(フォトセンサー)を利用するのが一般的です。

また、袋の横を加工する場合は縦長の長方形を、袋の底部分を加工する場合は横長の長方形にします。

光電管マークはデザインの入っているポリ袋に印刷されていることが多いですが、イラストの直線部分を利用したり、品番や「バイオマス原料使用」などの表記の枠線を利用したりすることで、自然な形でデザインにとけ込ませることもできます。

工場では機械を用いて高速で加工がされているため光電管マークがついていないと不良品が増え、その分材料を無駄にすることになってしまいます。

このようにポリ袋には品質を高めて材料のロスを減らすための小さな工夫が施されています。ぜひゴミ袋やレジ袋などのポリ袋を購入した際は注目してみてください!

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