真空成形とは?
真空成形とは?
真空成形(しんくうせいけい、vacuum molding)とは、ブロー成形が空気の力を活用した成形方法であるのに対して、真空を利用する成形方法です。
真空成形ではまず溶解した合成樹脂を押出機によって押し出し、半溶解状態のシート状に成形します。
次に金型を用意し、金型と軟らかくした半溶融状態のシートの間の空気を排出させて減圧し、シートを金型に密着させて金型のデザインにあった形状の製品を成形します。これを真空成形と言います。
真空成形は卵パックや調理済み食品を入れる容器に適合する薄肉のプラスチック容器を成形するのに適しています。金型費用は射出成形の場合と比べて低く済みます。使用される樹脂の多くはポリスチレン(PS)やポリプロピレン(PP)です。
用語集
ポリ袋・ゴミ袋業界に関する用語に加え、化学品・合成樹脂業界に関する用語を幅広くまとめています。