ペットボトルの分別、リングは外すべき?正しいリサイクル方法を解説

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毎日何気なく使っているペットボトル。ゴミを出す時に細かな分別をどうすればいいか迷うことはありませんか?捨てる人が少し意識をするだけで、リサイクルがもっとスムーズになります。改めてペットボトルの分別方法を見ていきましょう。

ペットボトルの分別 基本の手順

1.キャップを外す

キャップの主な素材はポリプロピレン(PP)で、ペットボトル本体のポリエチレンテレフタレート(PET)とは異なるため、必ず分別が必要です。

2.ラベルをはがす

ラベルも本体とは異なる素材でできていることが多いため、可能な限り丁寧にはがしましょう。

3.中を軽くすすぐ

飲み残しや汚れは、リサイクル工程での品質低下につながります。水で軽くすすいでから排出しましょう。

4.つぶして出す

自治体によっては、ペットボトルを圧縮して排出することを推奨しています。お住まいの地域のルールを確認しましょう。

これらの基本的な手順を守ることで、リサイクルの効率と品質が向上します。

キャップ下のリング、外す必要はあるの?

ペットボトルのキャップを取り外すと、ボトルの口元にプラスチック製のリングが残ることがあります。「このリングは外すべきなのだろうか?」と疑問に思う方もいるかもしれません。

でもリングを無理に外す必要はありません。多くの自治体やリサイクル関連団体が、リングが付いたままでもリサイクルできると発信しています。

たとえば一般社団法人全国清涼飲料連合会は「プラスチック製のリングは、リサイクル工場で粉砕・洗浄する際に、ペットボトル本体との比重差によって分離できるため、無理に外す必要はありません」と公表しています。

ほか、各自治体や飲料会社からも「ペットボトルのリングははずさなくてよい」という見解が示されています。

リングを外さなくてもリサイクルできる理由

リングをわざわざ取り外さなくてもリサイクルできるのは、リサイクル工場の選別方法に理由があります。

ペットボトル本体の主な素材であるPETは水よりも比重が大きく、一方、リングに使われることが多いPPは水よりも比重が小さいという性質を持っています。リサイクル工場では、回収されたペットボトルを細かく破砕した後に、水槽で洗浄を行います。

この際、比重の差によってPETの破片は水に沈み、PP製のリングは水に浮き上がるため、自然に分離される仕組みになっているのです。

ペットボトルの正しい分別は、資源の有効活用と環境保護に貢献する重要な行動です。今日からでも、少しだけ分別のことを意識してみませんか?日々のちょっとした心がけが、地球の未来につながっていくはずです。

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