天然樹脂とは?
天然樹脂とは?
天然樹脂とは、松ヤニ(松脂)や漆のような天然の樹木から出る樹液が固まったもののことです。
人類は昔から天然樹脂を活用してきましたが、採れる量が相対的に少ないことと取り扱いに手間がかかるという問題がありました。20世紀に入って石油を原料とする石油化学産業の発展によって天然樹脂の代替えとして合成樹脂が人工的に製造されるようになりました。
天然樹脂は古代から塗料やニス、漆器、船の防水などの貴重な材料として用いられてきました。またヴァイオリンの弓の塗布剤、野球で投手が使う滑り止めのロジンバッグ、他の化学品と反応させて作る接着剤などにも使用されています。
用語集
ポリ袋・ゴミ袋業界に関する用語に加え、化学品・合成樹脂業界に関する用語を幅広くまとめています。