日本サニパック株式会社
いつ起きてもおかしくないと言われている大地震や突然の停電に備えて、LEDライトや懐中電灯を防災用品として常備するのは大切なことです。しかしLEDライトや懐中電灯を持っていても、単焦点の場合は狭い範囲しか明るくならず、夜間に電気がない状態で生活することになった場合に不便が生じます。そこで活躍するのが手元にあるレジ袋・ポリ袋でできる簡易的なランタン。明るくなる範囲が広くなり、手元の作業や周囲の安全確認がしやすくなります!
ここでは、LED・懐中電灯とレジ袋・ポリ袋で簡単に作れるランタンをご紹介します。ポリ袋の種類別明るさ比較もありますので、ご参考ください。
※ろうそくの火は火災の原因になる危険があるため使用できません。必ずLEDライトもしくは懐中電灯、スマートフォンのライト機能などを使用しましょう。また、LEDライトや懐中電灯、スマートフォンの場合も長時間使用すると熱が発生し発火につながる恐れがあります。ライト本体やレジ袋・ポリ袋が熱くなっていないか定期的に確認しながら使用しましょう。停電などの非常時による簡易ランタンとなります。日常利用はお控えください。
レジ袋やポリ袋に空気を入れて膨らませ、LEDライト(懐中電灯・スマホライト)の発光部分を包み込むように口を結びます。結べない場合はレジ袋・ポリ袋の口のあたりにガムテープなどをぐるっと一周貼り付けて動かないようにします。
LEDライトや懐中電灯が立てにくい場合は、コップの中に入れて立てかけたりガムテープで床に固定したりして倒れないようにします。
2ステップで簡単に光が広がりました!
サニパックのさまざまな商品を使って「どんなレジ袋・ポリ袋が明るくなりやすいのか」を比較してみました!
まずはサニパックの「STANDARD PRO レジ袋 半透明 NO12/30」で試してみました。500mlペットボトルが2本くらい入る小さめのサイズです。
下の画像のLEDライトだけのものと見比べると、わずかに照らされている範囲が広がったのがわかります。しかし手元が照らされるほど明るくはなく、もう少し明るさがほしい印象です。
次にエンボス加工(ポリ袋の表面に小さな凸凹があるもの)がされた「とって付きポリ袋 エンボス SS 半透明」をLEDライトにつけてランタンを作ってみました。こちらはエンボス加工のないポリ袋よりも質感が柔らかく、ランタンの部分に空気を入れにくいのが難点です。明るさはエンボス加工がない半透明のポリ袋と同じくらいでした。
最後により中身が透けにくい白半透明のポリ袋「とって付きポリ袋 SS 白半透明」を使って作りました。半透明のポリ袋より明らかに光が広がって床が照らされているのがわかります。こちらは工事現場でよく見かけるバルーン型のライトと同じしくみです。一工夫加えるだけでこんなに明るさが変わるなんて不思議ですね。
白半透明のポリ袋・レジ袋が最も明るくなるのがわかったところで、サイズが小さいもの(SSサイズ)と大きいもの(Lサイズ)ではどちらが明るくなるのか比較してみます。
今回はサニパックの「とって付きポリ袋 SS 白半透明」と「とって付きポリ袋 L 白半透明」 を使います。
結果は、SSサイズ(写真上)とLサイズ(写真下)で明るさはあまり変わらないものの、Lサイズの方が広範囲を照らしてくれて手元や足元が見えやすくなりました。
サニパックの実験の結果では、停電時に使える簡易ランタンとして適しているのは、白半透明で大きめのレジ袋・ポリ袋ということがわかりました。突然の停電でも落ち着いて対処できるように、防災用品として事前に試しておくと安全ですね。