日本サニパック株式会社
ケーキや生ものなどを購入する際にもらうことが多い保冷剤。いざ捨てようと思ったとき「これって何ゴミ?」と迷ってしまうことはありませんか。今回は、保冷剤の基本的な成分や正しい捨て方、さらに捨てる前に試したい再利用法まで紹介します。
保冷剤は多くの自治体で可燃ゴミ(燃やすごみ)として処分することができます。
保冷剤の中身は、ほとんどが水でできており、その他に高吸水性ポリマー(高吸水性樹脂)という成分が使われています。この高吸水性ポリマーは、紙おむつなどにも活用されている素材で、水分を抱え込んでゼリー状に固める性質を持っています。
水と吸水ポリマーが主成分である保冷剤は、多くの地域では可燃ゴミに分類されています。ただし、ごみ処理施設の設備や地域の分別ルールによっては不燃ゴミ指定になっている場合もあるので、捨てる前にお住まいの自治体のルールもあわせて確認しておくと安心です。
保冷剤をゴミとして出す際の注意点が2つあります。
①絶対に中身をシンクやトイレに流さない
保冷剤の処分方法に迷った際、中身を出して水と一緒に流してしまおうと考える方がいらっしゃるかもしれません。しかし、これは非常に危険です。中身に含まれる高吸水性ポリマーは水分を吸って大きく膨らむ性質があるため、排水口や配管の中で膨張し、排水管をつまらせるおそれがあります。処分する際は分解せず袋ごとゴミとして出すのが鉄則です。
②大量に捨てる場合は丈夫なポリ袋に入れて捨てる
保冷剤は水を含んでいるため、まとまると思った以上に重さがあります。薄手の袋に入れると、袋が破れてしまうこともあるため何回かに分けて捨てるか、破れにくい高密度ポリエチレン製のゴミ袋を選び、口をしっかりと縛って捨てましょう。
サニパックのおすすめ▼
「捨ててしまうのはもったいない」と感じたら、ぜひご自宅で簡単にできる再利用アイデアを試してみてください。保冷剤のゼリー状の性質や保冷機能を活かした、おすすめの活用術をご紹介します。
保冷剤を熱中症対策として首元を冷やしたり、運動後やケガの際のアイシング、発熱時の冷却シート代わりに使ったりしている方も多いのではないでしょうか。手軽で有効な活用方法ですが、肌に直接当てると凍傷の原因になるため、必ず厚手の布などで包んで使用しましょう。
常温にした保冷剤の中身をビンに移し替え、お好みのアロマオイルを数滴垂らせば手作り芳香剤ができます。
※保冷剤は凍らすとカチカチになる高吸収性ポリマーの保冷剤を用意します。冷凍庫に入れても柔らかいタイプの保冷剤に含まれている場合がある「エチレングリコール」という成分は毒性があるため開封しないようにしましょう。
保冷剤は、多くの自治体で可燃ゴミとして処分できますが、地域によって分別ルールが異なるため、捨てる前に確認しておくことが大切です。再利用できるものは、芳香剤や保冷などに活用し、最後は正しい方法で安全に処分しましょう。