日本サニパック株式会社
蒸し暑い夏の冷房や、ジメジメした梅雨の除湿、冬の暖房利用と、お部屋で心地よく過ごすために活躍するエアコン。しかし、長期間使用するとフィルターにはホコリやカビが溜まり、様々な問題を引き起こします。こちらの記事では自分でできるエアコンフィルターの掃除方法をご紹介します。定期的なフィルター掃除を行って、快適な空気の中で過ごしましょう!
フィルターの汚れを放置すると、最悪の場合はエアコンが正常に機能しなくなることもあるため、エアコンメーカーは2週間に1回や、少なくとも1ヶ月に1回程度のフィルター掃除を推奨しています。
エアコンの前面のパネルを開け、フィルターの下あたりにゴミ袋をテープで貼り付け、ゴミ受けを作ります。
フィルターに溜まったホコリを掃除機で吸い、大まかに汚れを取り除きます。こちらのエアコンは3年間掃除していなかったのでほこりがたくさん溜まっています……。
フィルターをエアコンから丁寧に取り外します。ほこりが部屋に落ちないように、設置したごみ袋にそっと移しましょう。このとき、フィルターの表裏、向きを覚えておくと洗浄後の取り付けがスムーズです。
段ボールにゴミ袋をしっかりと固定し、つけ置き槽を作ります。ゴミ袋が薄い場合は破れないよう、二重にしておくと安心です。
ゴミ袋にフィルターが浸る程度の水、重曹もしくは中性洗剤を入れ、よく混ぜます。
重曹は水1リットルに対して大さじ2~3杯が目安です。中性洗剤は少量で大丈夫ですが、製品に漬け置きの適量が記載されている場合はそちらに従いましょう。
【洗剤の選び方】
重曹水:汚れやカビがひどい時におすすめです。アルカリ性が強いため、アルミフィンや紙製のフィルターには使用を避けましょう。
中性洗剤:洗浄力がやさしい代わりにフィルターを傷める心配が少ないのが特徴です。つけ置きしたあとは泡立ちがなくなるまで十分に洗い流してください。
フィルターをつけ置き槽に浸し、1時間程度放置します。すぐに3年分の汚れが浮いてきました。
シャワーでフィルターを洗い流します。水圧を利用して表面、裏面両方からほこりを取り除いていきましょう。
汚れひとつないピカピカのフィルターに生まれ変わりました!
新フィルターをペーパータオルなどで軽く拭きます。網目が潰れないように優しく扱いましょう。
その後、風通しの良い日陰で2〜3時間乾燥させます。湿ったままエアコンに戻してしまうとカビの発生や故障の原因にもなるためしっかり乾かしましょう。
フィルターが完全に乾いたら、エアコンに取り付けて終了です!フィルターがもとの位置に設置できているか確認しましょう。
エアコンフィルターの定期的な掃除は、エアコンの性能を維持し、室内の空気を清潔に保つために不可欠です。今回紹介した方法を参考に、エアコンフィルターの掃除に挑戦して、一年中快適な室内環境で過ごしてくださいね。